中絶の悩み
産婦人科医は頻繁に中絶の現場に立ち会いますが、どの患者さんも体に多くの負担を与える結果となっております。
未成年の女性ならばその負担は尚更大きなものに感じられるでしょう。
ですがそれほどまで大きな負担を、女性一人で全てをかぶることはありません。
こんなときは周りの人に支えてもらうのが一番です。
勿論皆さんとそのパートナー二人の両親にも登場してもらった方がいいでしょう。
先に信頼できる大人と書きましたが、それがもし皆さん自身の両親であれば、一番よいかもしれません。
皆さん自身が望まぬ形で妊娠してしまい、そのことを皆さんの両親に伝えたら、両親の第一声は「馬鹿やろう」かもしれません。
もしくは突然の知らせに皆さんの両親もうろたえ、動転してしまうかもしれません。
ですが何と言っても皆さんの親はやはり親なのです。
自分の子がピンチに直面しているというときに、子供を見捨てる親は殆どいないでしょう。
親は自分の子供の危機に際して、決して後へは引かないものです。
ここは寧ろいい意味で開き直って、親に相談するのがいいでしょう。
皆さんの親ならば少々迷惑かけてもいいのかもしれません。
そもそも子供が危機に直面したときに子供を救うのが親の役目なのですし、そうしたことを覚悟の上で皆さんの親は皆さん自身を産んでいるはずです。
そうした親を含めた大人達の親身の言葉は、ともすればくじけて投げやりになりがちうな皆さんの心を、必ず支えてくれるはずです。
親自身にも若いときがあったのですから、皆さんの気持ちは理解できるはずです。
逆に言えば親とはそういうものなのです。
ですから皆さん自身がいずれ子供を持ち、子供の親となるときには、同じように覚悟と自覚を持って欲しいのです。
さてここまで読んでいただいて、皆さんにも妊娠するということを理解していただけたでしょうか。
そしてもし皆さん自身が望まない妊娠に悩んでいる女性でしたら、これをご覧になって焦燥や或いは絶望的な気持ちからも少しは落ち着いてきたでしょうか。
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